デザイナー
jarren borghero(ジャレン・ボゲロ)
生まれたそのときから、ずっと何かを作ってきた。それがキャンドルであれ料理、裁縫、絵であれ創作することに夢中。もしそれが創作可能なものであれば、いつも「それ作りたい!」と思ってしまうんだ。僕の両親も同じだったので、いい先生を探すのには困らなかったよ。両親がいろいろ教えてくれた。お父さんの副業は革職人だったので、僕のレザークラフトへの愛は、父が見事に革作品を作り上げていくすぐ横で、すくすく育っていたんだ。
ところが僕のその後の経歴は、アートへ。オーストラリアの高校を離れ、スウェーデンで1年間のアートプログラムに参加。その後、オーストラリアに戻りクイーンズランドアートカレッジ、グリフィス大学で写真の学位を取得。卒業後は、アボリジニー創作トレーニング団体のアートギャラリーで2年間勤務するかたわら、自分の作品をギャラリーで発表し創作活動していた。当時、革、クラフトのことなんかすっかり忘れていた。
それが東京での生活が、再びクラフトを呼び戻した。狭く小さな東京のアパートの部屋が、自分と向き合う時間を与えてくれた。1年滞在のつもりで東京に行ったのが、結局3年に。そのうち2年間は、「te.」のインスピレーションと創造に時間を費やした。クラフトへの愛も再び燃えあがっていった。芸術活動で得たものと、父が教えてくれていたときに得たクラフトデザインへの理解が、クラフト再習得を大きく後押した。自分自身のタッチと個性を作品に込めることができたんだ。そうやって「te.」は生まれた。
